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吟醸酒などのお燗について

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吟醸酒、純米吟醸、大吟醸など。いわゆる近代的なお酒、高級酒は冷や、お燗する場合でもぬる燗程度まで。とされてきて、熱燗はむかない。と言われてきました。


これは、こういった吟醸酒などは、そのデリケートな特性から、普通に湯煎やレンジなどで熱燗にするとお酒の繊維が壊れ、本来の備わっている性質が損なわれてしまうと言われてきたのが主因です。


しかし、近年「蒸し燗」という、せいろのようなものにお銚子を入れて、サウナ状態でお燗することにより、お酒の繊維を壊さずに温めることができ、吟醸酒特有のデリケートな特性を保ったままお燗を楽しめる。というやり方も出てきました。


ですので、これからの時代はお酒の飲み方、もちろん元々持っているその銘柄の特性もありますが、「吟醸酒でも飲み方は人それぞれ」という感じになってゆくのかなー?とも思ったりしています。


そもそも、麹米のみに使用されていた、お酒造り専用の酒造好適米のみを使用し、お米を磨いて芯の部分のみを用いて造られ、前回の東京オリンピック前後のころに吟醸酒が誕生したのですが。当時、ちょうど日本の近代化も相まって、冷蔵設備が完備され保存の面や、高速道路が整備され流通網が発達したのも、近代的な吟醸酒という清酒の誕生や普及を後押しした要素と言われています。


昔話で聞いたのですが、中世のころ、江戸時代のころの清酒は殆どお燗して飲まれていたとも聞いたことがあります。それは、灘で造られたお酒が船で江戸に運ばれたり、品質管理の面でも常温で管理するしかなく、現在とは全然違うため、お燗しないと飲めなかった。とも言われたりもします。


お燗することによって、本来の味が出るようになっているものもあると思います。つまり、熱燗にしてお酒の繊維を壊すことによって、本来の味(飲んでもらいたい味)を出す。という意味です。


まー、そんな感じで、前回の1964年の東京オリンピックのころに吟醸酒が誕生し、日本の清酒の変革?近代化?が始まり、広い意味での品質重視のスタイルが確立してきて。今また2020年の東京オリンピックは延期になりましたが、清酒業界、お酒の業界も、新しい時代、新しいステージの幕開け。時代の切り替わり時期なのかなー?とも思ったりしています。

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